Japanese Only
各名所/ルートをクリックすると詳細を見る事ができます。
絶景夕陽スポット
湖岸道路・豊公園から水鳥公園
豊公園から湖北水鳥公園にかけての湖岸道路からは、湖面に映える幻想的な夕陽が鑑賞できます。この辺りはびわ湖の対岸までの東西幅が広いため、視野が広がり雄大な景色を楽しむことができます。
また、水鳥公園からは、夕陽を背にした特有の浮島や竹生島、湖面で戯れる水鳥たちを茜色に染める夕景を望むことができ、訪れた人の心も優しく包み込んでくれます。
近江孤篷庵(おうみこほうあん)
小室城主で、千利休、古田織部とともに日本三大茶人としても名高い小堀遠州(1579-1647)の菩提を弔うため、2代目城主宗慶(正之)が、江戸時代前期、京都大徳寺から僧円恵を招いて開山した臨済宗大徳寺派の寺。遠州が京都大徳寺に建立した孤篷庵にちなんで、近江孤篷庵としました。
庭園は、簡素な石組の枯山水と池泉回遊式庭園があり、県の名勝に指定されています。自然の地形を活かした趣のある設計で、近江八景を模したといわれ、春はツツジ、秋は紅日の萩が美しく咲き誇ります。
北国街道長浜宿
琵琶湖の北東岸を北上し、余呉湖の北の柳ヶ瀬、県境の栃ノ木峠をへて越前・加賀に通じる北国街道は、かつての重要な街道でした。長浜は多くの商人、旅人、武将らの宿場町として、また湖上交通の要として栄えた町です。 今も、街道沿いには港町の風情を残す舟板塀や紅殻格子(べんがらごうし)、虫籠窓(むしこまど)の家々や白い土蔵がある商家、常夜燈などが建ち並び、昔の面影を色濃くとどめています。
湖北水鳥公園(湖北野鳥センター)
日本一広大で、世界で3番目に古い歴史を持つびわ湖は、水生生物の宝庫でもあり、1000種以上の生物が棲息しています。なかでもヨシ原が多く残る湖北水鳥公園の周辺は、たくさんの水鳥が集まることで知られています。公園には湖北野鳥センターや観察小屋、観察路が整備されているので、誰でも気軽にバードウォッチングを楽しむことができます。
オオヨシキリが「ギョギョシ、ギョギョシ」と鳴く夏、春秋の渡りの季節、ガンやカモの仲間が越冬する冬、鳥たちは、四季それぞれに異なった生態を見せてくれます。
奥琵琶湖パークウェイ
約18.8kmのドライブウェイに樹齢20年から25年の桜が約3,000本咲き乱れ、4月の見頃には花見客で賑わいます。サイクリングで奥琵琶湖と竹生島特有の自然美を楽しむのはもちろん、つづら尾崎展望台から見渡す眺望は最高です。
秋には紅葉と琵琶湖に浮かぶ竹生島やエリ漁などの風景が楽しめます。
竹生島
沖合約6kmに浮かぶ周囲2kmあまりの小島で、宝厳寺と都久夫須麻神社が祀られています。宝厳寺の本尊は弁才天と千手観音で、弁才天は安芸の宮島、相模の江島とともに日本三弁天に数えられています。宝厳寺の唐門は、豊臣秀吉の大坂城の唯一の遺構と伝わり、都久夫須麻神社の本殿とともに国宝に指定されています。 また、近年は琵琶湖第一のパワースポットとしても注目を集めています。
余呉湖
賤ヶ岳(421m)を一つ隔てたびわ湖の北にある湖で、周囲約6.4km、水深13mの湖です。風のない日には湖面に風景が映り込み、鏡のようになることから別名「鏡湖」とも呼ばれます。古くは、びわ湖を大江(をおうみ)、余呉湖を伊香(いか)の小江(をうみ)と称し、天女の羽衣や龍神・菊石姫の伝説が残っています。
余呉湖とびわ湖の固有種であるイワトコナマズをはじめ、ワカサギ、フナ、コイ、ウナギ、ナマズなどの魚類も多く棲息し、夏は水面近くをフナの大集団が回遊する姿が見られ、冬には水鳥も飛来します。
小谷城跡【日本の百名城】
小谷城は、びわ湖や湖北平野を一望することができる小谷山(495m)にあり、戦国時代屈指の山城の一つです。築城は1524年頃で、浅井長政、織田信長の妹で戦国一の美女といわれたお市の方、その間に生まれた3人の娘(浅井三姉妹/茶々、初、江)ゆかりの城です。織田信長との戦いで浅井家が滅んだ後、羽柴(豊臣)秀吉に与えられましたが、秀吉は今浜(現在の長浜)に城を築いたために、そのまま廃城となりました。
自然の地形を利用して尾根づたいに各郭が配置され、本丸、大広間跡などから建物の礎石が出土しました。
鶏足寺(旧飯福寺)
鶏足寺(旧飯福寺)は、735年に僧行基によって開基された古寺。いったん荒廃するも799年に最澄により再興され、一時は山岳仏教の聖地として威容を誇りました。現在は廃寺となっていますが地域住民によって大切に守られ、秋は紅葉の名所「鶏足寺」として毎年多くの方が紅葉散策に訪れることで知られています。
ゆるやかな参道の石段、苔むした石垣に200本のもみじの古木が幽玄な情景を醸し出しています。
黒壁スクエア
北国街道と長浜城から東に延びる大手門通り(美濃谷汲街道)との交差点は、江戸時代に高札が立ち、現在でも「札の辻」と呼ばれています。明治33年、第百三十銀行長浜支店が建てられ、壁が黒塗りだったことから「黒壁銀行」の愛称で親しまれました。
平成元年、和洋折衷の建物は「黒壁1號館・黒壁ガラス館」としてオープンし、1階はガラス製のアクセサリーや生活用品など、2階ではスタッフが世界中から直接買い付けたガラス製品を展示販売しています。1號館の周辺にはガラス体験教室や工房併設型のショップ約30店が軒を連ね、たくさんの観光客で賑わっています。
横山岳
標高1,132mの横山岳は、美しい「経の滝」「五銚子の滝」を望む渓流コースをはじめ、ブナの自然林を歩く東尾根コースなど多彩なコースがあります。各コースでは、早春のカタクリやイチリンソウ、ニリンソウ、初夏のヤマボウシ、秋の楓の紅葉など四季折々の風景が楽しめ、山頂からはびわ湖に浮かぶ竹生島が望めます。 毎年5月の第3日曜日に山開きが行われます。
豊公園・長浜城
江戸時代前期に廃城となった長浜城の跡に作られたのが豊公園です。長浜城主であった豊太閤・豊臣秀吉にちなんで「豊公園」と名付けられました。公園内には長浜城歴史博物館をはじめ、音楽が流れる洋風庭園や噴水、児童公園、テニスコートがあります。
「日本さくら名所100選」に選ばれており、天守閣(展望台)から見る眺めは、さながら桜の海の様で壮観です。開花期間中の数日間、夜間ライトアップされます。
菅浦の湖岸景観
中世惣村の面影を色濃く残す菅浦集落。奈良時代、恵美押勝の乱で道鏡や孝謙上皇に負け、廃位になった淳仁天皇が住んでいたという伝説が残っています。菅浦集落に入る東西の道には、四足門と呼ばれる茅葺きの門が残っており、かつては外来者の監視にあたったと言われています。遠藤周作や白洲正子らの作品の舞台にもなった懐かしい漁村の景観は、国の重要文化的景観にも選定されています。